
ヴァザーリ 1
ジョルジョ・ヴァザーリ(1511〜1574)
Giorgio Vasari
フィレンツェの絶対主義的国家体制をつくりあげたコジモ1世のもとで芸術・文化政策を担当した人物。都市計画、建築、絵画、総合的意匠(儀式・祝祭の仮設装飾)のほか、国立芸術アカデミー「アカデミア・デル・ディセーニョ」の院長で、「芸術家列伝(初版1550年、第2版1568年)」の著者でもあった。
フィレンツェ公国の芸術・文化の権威で、一流の文人、ピエトロ・アレティーノ、アンニーバレ・カロ、パオロ・ジョヴィオ、ヴィンチェンツォ・ボルギーニと交際し、自らも文人の一人としての誇りを持っていた。
右の自画像では、フィレンツェ公国改造計画で手がけたウフィツィ宮の建築図面を指し、首には聖ペテロ騎士団の黄金の鎖をつけて、芸術家の権威ある地位が誇示されている。
ドナテッロなど初期ルネサンスの芸術家たちからの訴え、努力の結果が彼によって示されているようにも思える。
世界美術大全集15 マニエリスム
画像 週刊 世界の美術館39 講談社
ヴァザーリ2 3・4・5 人物略歴
ジョルジョ・ヴァザーリ
自画像
1566〜68年 板 油彩 100.5×80cm
フィレンツェ ウフィツィ美術館
Giorgio Vasari
フィレンツェの絶対主義的国家体制をつくりあげたコジモ1世のもとで芸術・文化政策を担当した人物。都市計画、建築、絵画、総合的意匠(儀式・祝祭の仮設装飾)のほか、国立芸術アカデミー「アカデミア・デル・ディセーニョ」の院長で、「芸術家列伝(初版1550年、第2版1568年)」の著者でもあった。
フィレンツェ公国の芸術・文化の権威で、一流の文人、ピエトロ・アレティーノ、アンニーバレ・カロ、パオロ・ジョヴィオ、ヴィンチェンツォ・ボルギーニと交際し、自らも文人の一人としての誇りを持っていた。
右の自画像では、フィレンツェ公国改造計画で手がけたウフィツィ宮の建築図面を指し、首には聖ペテロ騎士団の黄金の鎖をつけて、芸術家の権威ある地位が誇示されている。
ドナテッロなど初期ルネサンスの芸術家たちからの訴え、努力の結果が彼によって示されているようにも思える。
世界美術大全集15 マニエリスム
画像 週刊 世界の美術館39 講談社
ヴァザーリ2 3・4・5 人物略歴
自画像
1566〜68年 板 油彩 100.5×80cm
フィレンツェ ウフィツィ美術館
