婚約者の対面と巡礼への出発 聖女ウルスラ伝
1488年カルパッチョは聖女ウルスラ同信会から彼にとって最初の大作、礼拝堂の側壁を飾る9面の聖女伝の注文を受けた。「黄金伝説」イタリア語版の聖女ウルスラ伝説を基に構想されたらしい。
3世紀、ブリタニア(ブルターニュ)のキリスト教徒の王の娘として生まれたウルスラは異教徒のイングランド王の世子コノン(洗礼名アエテレウス)から求婚されると、王子のキリスト教への改宗とローマ巡礼を条件として承諾した。
画面左は王子コノンがイングランド王と家族に別れを告げている。旗竿の右ではブリタニアに着いた王子がウルスラと会っている。右端で二人はブリタニア王と王妃に別れの挨拶をし、その奥でボートに乗りローマへ行くための船に向かっている。
3世紀、ブリタニア(ブルターニュ)のキリスト教徒の王の娘として生まれたウルスラは異教徒のイングランド王の世子コノン(洗礼名アエテレウス)から求婚されると、王子のキリスト教への改宗とローマ巡礼を条件として承諾した。
画面左は王子コノンがイングランド王と家族に別れを告げている。旗竿の右ではブリタニアに着いた王子がウルスラと会っている。右端で二人はブリタニア王と王妃に別れの挨拶をし、その奥でボートに乗りローマへ行くための船に向かっている。
異教徒の町並みは暗く、ブリタニアの首都はヴェネツィアを理想化して明るく描かれている。
マストが傾いている船は異教徒の世界もしくは殉教への旅立ちを表しているのだろうか。 旗竿の右に折り目があります。
1493年 巡礼者たちの殉教と聖女の葬儀
1495年 聖女の夢 1490年代カルパッチョ Carpaccio
婚約者の対面と巡礼への出発 聖女ウルスラ伝
1495年 カンヴァス 油彩 280×611cm
ヴェネツィア アカデミア美術館
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3
マストが傾いている船は異教徒の世界もしくは殉教への旅立ちを表しているのだろうか。 旗竿の右に折り目があります。
1493年 巡礼者たちの殉教と聖女の葬儀
1495年 聖女の夢 1490年代
婚約者の対面と巡礼への出発 聖女ウルスラ伝
1495年 カンヴァス 油彩 280×611cm
ヴェネツィア アカデミア美術館
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3