巡礼者たちの殉教と聖女の葬儀 聖女ウルスラ伝
ウルスラは婚約者と1万1000人の処女たちと船でケルンへ向かい、バーゼル・アルプスを越えてローマで教皇キュリアクスから祝福を受けた。ブリタニア出身の教皇とともに帰国の途についたが、ケルンにはフン族の軍隊が進駐していた。フン族の王子ユリアヌスからの命と引き換えの求愛を拒んだため、教皇・処女たちとともに弓矢で射殺された。238年(283年・452年説もある)。
円柱の左側では教皇や処女たちがフン族の兵士に襲われている。聖女はひざまずいて合掌し、その後ろでは教皇の喉が剣で刺されている(キュリアクスという名前は歴代教皇表にはない)。聖女と弓をかまえている兵士の間の軍人が王子ユリアヌスだとされている。
円柱の左側では教皇や処女たちがフン族の兵士に襲われている。聖女はひざまずいて合掌し、その後ろでは教皇の喉が剣で刺されている(キュリアクスという名前は歴代教皇表にはない)。聖女と弓をかまえている兵士の間の軍人が王子ユリアヌスだとされている。
円柱の右は葬儀の場面。遺体を担って司教、ドメニコ会修道士、聖女ウルスラ同信会員が進んでいる。ヴェネツィアの有力市民の肖像が入っているはずだが識別は困難。
1495年 婚約者の対面と巡礼への出発
1495年 聖女の夢 1490年代カルパッチョ Carpaccio
巡礼者たちの殉教と聖女の葬儀 聖女ウルスラ伝
1493年 カンヴァス 油彩 271×561cm
ヴェネツィア アカデミア美術館
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3
1495年 婚約者の対面と巡礼への出発
1495年 聖女の夢 1490年代
巡礼者たちの殉教と聖女の葬儀 聖女ウルスラ伝
1493年 カンヴァス 油彩 271×561cm
ヴェネツィア アカデミア美術館
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3