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洗礼堂東側門扉 天国の門

1425年1月ギベルティは新しい洗礼堂門扉(天国の門)の制作依託を受けた。24年4月にブロンズ門扉(現在北側門扉)を設置して1年もたっていなかった。
1330〜36年制作アンドレア・ピサーノのヨハネ伝、1424年の新約聖書、新しく旧約聖書をテーマとすることで人類救済の物語が完結する予定だった。発注したカリマーラ組合は準備を進めていて、人文主義者たちに図像プログラムを諮問、従来の方式に沿った28場面の案が提出されていた。
この案には批判もあり、いつ変更されたのかは不明だが、制作された門扉は大型浮彫パネル10場面。上下の壁龕にアダムとエヴァ、ノアとその妻、両翼の壁龕に20人の旧約の英雄や預言者、その間の円形枠に24人の頭部像(ギベルティ・息子のヴィットリオを含む)とまったく新しい構成になっている。
10枚のパネルは左上(アダムとエヴァ)から右上の(カインとアベル)、左2段目(ノア)、右2段目(アブラハム)、以後イサク、ヨセフ、モーセ、ヨシュア、ダヴィデ、ソロモンの挿話になっている。
1452年に完成、鍍金が施され7月大聖堂に面する東側に設置された。(1424年に設置された門扉は北側に移された。)
天国の門という呼び名はミケランジェロによるとされる。
1420年代 全体拡大
アダムとエヴァ・イサク ヨセフ・ソロモン
ギベルティ Ghiberti
洗礼堂東側門扉 天国の門
1425〜52年 ブロンズ 鍍金 各パネル79.5×79.5cm
フィレンツェ サン・ジョヴァンニ洗礼堂
原作パネルは大聖堂美術館
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
画像 フィレンツェの美術 上巻 日本放送出版協会