大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

エドワード4世 コモンズに保護を約束

エドワード4世は戴冠護、二人の弟をクラレンス公、グロスタ公に叙した。議会ではヘンリ6世やその妻と子に私権剥奪法が適用され、王位簒奪者であると宣告された。王はコモンズに対して支持を感謝し、今後の保護を約束した。コモンズ、州や都市の代表選挙に有力諸侯が介入することが当時は常識とされていた。コモンズにとって諸侯より、王を支持するほうが有利になる可能性があることにもなった。
ヘンリ6世をスコットランドに残して、マーガレットはフランスに渡り、王位について間もないルイ11世に支持を求めた。1462年7月、マーガレットはフランス人傭兵とともにノーサンバランドに入ったが、同行した有力諸侯はサマセット公、ペンブルック伯などだけだった。エドワード4世も兵を率いて北上したが、途中ではしかに罹り、戦闘の指揮はウォリック伯がとった。マーガレット側の城が陥落したため、彼女は王子を連れて大陸へ向かった。