羊毛加工(11)
「水」の壁に描かれた、ストゥディオーロのなかで最も美しく、秘教的な作品とされる「羊毛加工」。主題は、サロモン・トリスモンシンの「太陽の光(1582年)」の一節「不死の神秘の子羊の白い羊毛に疲れた頭脳を休める場所」からきていると考えられている(制作年の方が早い)。題名は「羊毛を白くする作業」とするべきで、錬金術の第一過程の白色化(腐敗)を意味し、羊毛はベッド、眠りと夢を意味するともされている。一方、染色作業の現場を描いているとする説もある。
ミラベッロ・カヴァローリ
羊毛加工
1570〜73年 板 油彩 116×86cm
世界美術大全集15 マニエリスム 1570年代
フランチェスコ1世のストゥディオーロ
ストゥディオーロ 2 錬金術師の工房
夢の寓意 アイソンを若返らせるメディア 真珠の採取
羊毛加工
1570〜73年 板 油彩 116×86cm
世界美術大全集15 マニエリスム 1570年代
フランチェスコ1世のストゥディオーロ
ストゥディオーロ 2 錬金術師の工房
夢の寓意 アイソンを若返らせるメディア 真珠の採取