ペテロへの鍵の授与 システィーナ礼拝堂
ペルジーノは祭壇画「聖母被昇天」とモーセの生涯とキリストの生涯の最初の場面「ナイル川から拾い上げられたモーセ」と「キリスト降誕」を描いたことから画家たちの中でも主導的役割を果たしたとされている。しかしミケランジェロによって「最後の審判」が描かれた際、最初の2画面は破壊されてしまった。
ベルジーノの真作として残されたのは右壁5番目の「ペテロへの鍵の授与」。「マタイによる福音書」16章によると、キリストはペテロに「わたしはこの岩(ペテロ)の上にわたしの教会を建てる。・・・わたしはあなたに天の国の鍵を授ける」と言ったとされる。図では金銀二つの鍵と背景中央の八角堂で表されている。
システィーナ礼拝堂 1480年代
ベルジーノの真作として残されたのは右壁5番目の「ペテロへの鍵の授与」。「マタイによる福音書」16章によると、キリストはペテロに「わたしはこの岩(ペテロ)の上にわたしの教会を建てる。・・・わたしはあなたに天の国の鍵を授ける」と言ったとされる。図では金銀二つの鍵と背景中央の八角堂で表されている。
システィーナ礼拝堂 1480年代
キリストの背後には6人(5人目はユダ、財布に手を入れている)、ペテロの背後には5人の使徒(光背が描かれている)が並んでいる。その他は当時の実在の人物が描かれていて、右から二人目の定規を持っているのは礼拝堂の設計者とされている。
中景には左に「貢ぎの銭」(マタイによる福音書)、右に「キリストの石打ち」(ヨハネによる福音書)が描かれている。ペルジーノ Perugino
ペテロへの鍵の授与
1481〜82年 フレスコ 約348×558cm
ヴァティカーノ宮 システィーナ礼拝堂
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
中景には左に「貢ぎの銭」(マタイによる福音書)、右に「キリストの石打ち」(ヨハネによる福音書)が描かれている。
ペテロへの鍵の授与
1481〜82年 フレスコ 約348×558cm
ヴァティカーノ宮 システィーナ礼拝堂
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1