タビタの蘇生と跛者の治癒
「タビタの蘇生と跛者の治癒」
フィレンツェの家並みや広場を背景に聖ペテロ伝からの2挿話が描かれている。右は生前に数々の良い働きや施しを行っていたタビタという婦人が病で亡くなり、亡骸が室内に安置されているところに聖ペテロが訪れ、「タビタよ、起きなさい」と祈るとタビタが目を開け、ペテロを見て起き直ったところ。
左は生まれながらに足が悪い男が、施しを受けているところに聖ペテロと聖ヨハネが通りかかり「ナザレ人イエス・キリストの名によって歩きなさい」と言って、右手を取って起こすと躍り上がって立ち、歩き出すという話。
ブランカッチ礼拝堂 1420年代
フィレンツェの家並みや広場を背景に聖ペテロ伝からの2挿話が描かれている。右は生前に数々の良い働きや施しを行っていたタビタという婦人が病で亡くなり、亡骸が室内に安置されているところに聖ペテロが訪れ、「タビタよ、起きなさい」と祈るとタビタが目を開け、ペテロを見て起き直ったところ。
左は生まれながらに足が悪い男が、施しを受けているところに聖ペテロと聖ヨハネが通りかかり「ナザレ人イエス・キリストの名によって歩きなさい」と言って、右手を取って起こすと躍り上がって立ち、歩き出すという話。
ブランカッチ礼拝堂 1420年代
物語は「使徒言行録」第9・3章。
二つの話を左右の建物に適用された遠近法によってつないでいる。当世風の二人の人物が場面の転換・進行に重要な役割を果たしている。
この作品と「説教する聖ペテロ」にはマザッチョの影響が強く、マゾリーノの「マザッチョ恐怖の時代」とも言われる。マゾリーノ
「タビタの蘇生と跛者の治癒」
1424/25〜27年 フレスコ 255×598cm
フィレンツェ サンタ・マリア・デル・カルミネ聖堂
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1 画像に折り跡
二つの話を左右の建物に適用された遠近法によってつないでいる。当世風の二人の人物が場面の転換・進行に重要な役割を果たしている。
この作品と「説教する聖ペテロ」にはマザッチョの影響が強く、マゾリーノの「マザッチョ恐怖の時代」とも言われる。
「タビタの蘇生と跛者の治癒」
1424/25〜27年 フレスコ 255×598cm
フィレンツェ サンタ・マリア・デル・カルミネ聖堂
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1 画像に折り跡