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ボニファツィウス・アメルバッハの肖像

板に書かれているのは「ヨハネス・ホルバインが1519年10月19日にボニファツィウス・アメルバッハを模写した」。
バーゼルの印刷出版業者の息子で、フライブルクとアヴィニョンで古代語と法律を学び、1525年からバーゼル大学ローマ法教授になった人物。1519年9月にホルバインがバーゼルの画家組合「ツーム・ヒメル」の親方(マイスター)になってまもなく描かれている。エラスムスが1536年7月にバーゼルで亡くなったとき、包括相続人に指名されている。
ボニファツィウスは最初のホルバイン作品の収集者で、その子バジリウスも収集を続け、1586年に「蔵品目録」を作成している。
「ホルバイン家族図」「コリントの遊女ライス」「ヴィーナスとアモル」「挿絵が描かれた痴愚神礼讃」「墓のなかのキリストの屍」

世界美術大全集14 北方ルネサンス
1510年代
ハンス・ホルバイン(子)
ボニファツィウス・アメルバッハの肖像
1519年 板 テンペラ 28.5×27.5cm
スイス バーゼル美術館