
嘆きの人としてのキリストと聖堂参事会員レーヴェンシュタイン伯
ハンス・プライデンウルフ(1420頃〜1472)は1457年にバンベルクからニュルンベルクに出てきた画家。ステンドグラスの下絵も描いている。
磔刑後の「嘆きの人としてのキリスト」をレーヴェンシュタイン伯爵が礼拝している。現在別々に所蔵されているが、裏面の紋章と当初の枠に描かれた家紋証明によって二連画だったことが確認された。ネーデルラントで見られた、キリストやマリアが正面を向き、礼拝する者が横向きになるという構図ではなく、両者の顔と視線の方向が一致するように描かれている。読んでいた本を閉じて、キリストの幻想を見た伯の表情に現実感がある。
バンベルクの聖堂参事会員で副助祭のレーヴェンシュタイン伯の死(1464年)の前に描かれたと考えられている。
磔刑後の「嘆きの人としてのキリスト」をレーヴェンシュタイン伯爵が礼拝している。現在別々に所蔵されているが、裏面の紋章と当初の枠に描かれた家紋証明によって二連画だったことが確認された。ネーデルラントで見られた、キリストやマリアが正面を向き、礼拝する者が横向きになるという構図ではなく、両者の顔と視線の方向が一致するように描かれている。読んでいた本を閉じて、キリストの幻想を見た伯の表情に現実感がある。
バンベルクの聖堂参事会員で副助祭のレーヴェンシュタイン伯の死(1464年)の前に描かれたと考えられている。
プライデンウルフの工房は1472年にミヒャエル・ヴォルゲムート(1433/34〜1519)が継ぎ、ヴォルゲムートを師としてアルブレヒト・デューラーが生まれている。
ハンス・プライデンウルフ
嘆きの人としてのキリストと聖堂参事会員ゲオルク・フォン・レーヴェンシュタイン伯(二連画)
1464年以前 板 油彩 各43×25cm
左翼 スイス バーゼル美術館
右翼 ドイツ ニュルンベルク ゲルマン民族博物館
世界美術大全集14 北方ルネサンス
1460年代
嘆きの人としてのキリストと聖堂参事会員ゲオルク・フォン・レーヴェンシュタイン伯(二連画)
1464年以前 板 油彩 各43×25cm
左翼 スイス バーゼル美術館
右翼 ドイツ ニュルンベルク ゲルマン民族博物館
1460年代
