
マギの礼拝の祭壇画(コルンバ祭壇画)

中央パネルはマギの礼拝。廃墟になった石造りの小屋の前に聖母子が座り、老マギがひざまずいている。この三人で三角形を作り構図の中心になっている。左のヨセフ、右の中年のマギが両側を固め、その左に寄進者、右に豪華な衣裳を着けた若いマギ、背後にいるのは従者たち。背景左の町はブラーデリン祭壇画のミッデルブルクと似ている。
左翼は受胎告知。花瓶、ベッド、ステンドグラスで奥行きを強調している。右翼は神殿への奉献。手前の祭壇の間は薄暗く、奥の広間は高い天井で明るい。 1460年代
左翼は受胎告知。花瓶、ベッド、ステンドグラスで奥行きを強調している。右翼は神殿への奉献。手前の祭壇の間は薄暗く、奥の広間は高い天井で明るい。 1460年代
ケルンのコルンバ聖堂内の礼拝堂に置かれていた祭壇画。1462年以降、ドイツの画家たちに影響を与えていることから、早い時期にケルンにもたらされたらしい。
ロヒール・ファン・デル・ウェイデン Rogier van der Weyden
マギの礼拝の祭壇画(コルンバ祭壇画)
1460年頃 板 油彩
138×153cm(中央パネル)、各138×70cm(両翼)
ミュンヘン アルテ・ピナコテーク
世界美術大全集14 北方ルネサンス
マギの礼拝の祭壇画(コルンバ祭壇画)
1460年頃 板 油彩
138×153cm(中央パネル)、各138×70cm(両翼)
ミュンヘン アルテ・ピナコテーク
世界美術大全集14 北方ルネサンス