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最後の晩餐の祭壇画

ルーヴァンの聖餐同信会が1464年にバウツに依頼した祭壇画。中央に「最後の晩餐」、翼画に「アブラハムとメルキゼデク」「過越し祭の子羊」「マナの拾集」「エリヤと天使」が描かれている。
「最後の晩餐」の室内描写は厳格な幾何学的構成で描かれている。シャンデリアを含めてファン・エイクの「アルノルフィーニ夫妻の肖像」を発展させたともされる。キリストはパンをぶどう酒の上に置いて、これらに祝福を与えている。キリストによる聖体制定の瞬間を描くことで、カトリック典礼とのかかわりが示されている。
翼画のうち3点は風景の中に描かれている。背景とされていた風景表現が画面全体に広がっている。 1460年代