大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

マグダラのマリア(ブラック祭壇画右翼)

1452年に死去したトゥルネ市民ジャン・ブラックを悼んでその妻が注文した祭壇画らしい。墓ではなく妻の手元に置かれていた。
外面は頭蓋骨と十字架。内面には5人の人物、左から洗礼者聖ヨハネ、聖母、キリスト、福音書記者聖ヨハネ、マグダラのマリアが並んでいる。中央パネルの3人は遠くの風景の前、近くにいるように大きく描かれている。右翼のマグダラのマリアは香油壺を持ち、世俗の豪華な衣裳を着けているが、両頬には涙が伝わっている。上部には「ヨハネによる福音書」から「マリアが純粋で非常に高価なナルドの香油を1リトラ持って来て、イエスの足に塗り」と記されている。 1450年代
ロヒール・ファン・デル・ウェイデン Rogier van der Weyden
マグダラのマリア(ブラック祭壇画右翼)
1452〜55年頃 板 油彩 33.5×27cm
パリ ルーヴル美術館
世界美術大全集14 北方ルネサンス
下のカラー画像は 名画への旅9 北方ルネサンス1 講談社