
聖オーバン伝
制作時期が11世紀末とされているのでイギリス伝統の見本として取り上げている。「聖オーバン伝」ではページの上半分が規則的に画面にあてられている。ロンドンで作られた聖人伝や黙示録にも見られるもので、「聖ルイの詩篇集」とも比較できる物語叙述表現の試みとされる。
資料では上部両端の建物を斜めにすることで奥行きを示す工夫の例としている。
世界美術大全集10 ゴシック2 1200年代後半
協会会議の聖オーバン 「聖オーバン伝」より
11世紀末頃 写本装飾 29.5×20.5cm
パリ 国立図書館
資料では上部両端の建物を斜めにすることで奥行きを示す工夫の例としている。
世界美術大全集10 ゴシック2 1200年代後半
11世紀末頃 写本装飾 29.5×20.5cm
パリ 国立図書館
