大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

宗教戦争 フランス

1540年代にカルヴァン派の教えがフランス全土に広がり、人文主義者やルター派に代わって改革運動の中心になった。50年代後半から60年代初めにかけて、全国組織がつくられ、改宗者のなかには貴族も多く含まれていた。
1561年には、2150の改革派の教会・集団が全国にあって、プロテスタントは200万人に増えている。(弾圧を避けて国外に逃れる人などがいて、宗教戦争の頃に減少し、1598年には125万人、1681年には73万人と推定されている。)
アルザス地方にはルター派の教会が多かったが、全国的には南部の弓状の地帯に多く、西の港町ラ・ロシェル、モントーバン、ニーム(ラングドック)が拠点になった。パリから遠く、王権や教会権力の支配が及びにくかったことが理由の一つだとされる。
都市の手工業者や小商人から広まったとされるが、幅広い社会層に広がった。農民は新しい信仰には消極的だとされるが、セヴェンヌ地方には熱心な農民の信者もいた。
1562年、ギーズ公の軍がヴァシーで新教徒を虐殺し、ユグノーのブルボン家コンデ公ルイが軍事行動を起こして、ユグノー戦争(1562〜98)と呼ばれる内乱が始まった。
1560年代
世界各国史12 フランス史