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メアリ1世 スペイン皇太子フェリペと結婚

メアリ治世の基本はカトリック復活と母キャサリンの母国である親スペイン政策だった。早くから庶民院はイングランド人の夫をむかえるように請願していたが、メアリはスペイン皇太子フェリペ(のちのフェリペ2世)との結婚の意向を明らかにした。
メアリの結婚によるスペインとの同盟を嫌った一部の貴族とジェントリによっていくつかの反乱が計画された。1554年に起きたワイアットの反乱は、メアリを一時危機的な状況に追い込んだが、ロンドンが女王支持にとどまったため鎮圧された。この反乱にプロテスタントの影響をみたメアリは、反プロテスタント政策を強化していった。
メアリとフェリペは、結婚によってフェリペにも「王位」が認められるように望んだが、議会が反対し、フェリペのイングランドでの王としての権威は、メアリと夫婦であるかぎりで認められた。
1550年代