
トリエント公会議
1545年(本文では1542年)から63年まで、3期にわたってトリエントの公会議が開催された。カトリックの信仰の基準を確定し、聖書と教会の伝統を等価値とみなし、聖書の標準的な解釈権は教会に属すこと、教会内部ではローマ教皇が最高権力を保持することなどが、改めて確認された。
公会議終了後に禁書目録が定められ、マキャヴェリやルターなどを読むことが禁止された。
公会議終了後に禁書目録が定められ、マキャヴェリやルターなどを読むことが禁止された。
トリエント公会議で反撃の態勢を整えたカトリックは、自らの崩壊を防ぎ、プロテスタントの領域の一部をカトリックに復帰させた。16世紀末までにバイエルンとオーストリアがカトリック国に戻り、フランスもユグノー戦争を経てカトリックに復帰、ポーランドとチェコ(ボヘミア)もカトリックの勢力圏に入った。
1540年代
世界各国史13 ドイツ史 世界史アトラス 集英社
1540年代
世界各国史13 ドイツ史 世界史アトラス 集英社
