大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

ヘンリ8世 イングランド国教会 修道院解散

ヘンリ8世は1529年に離婚問題の打開を図るための議会(宗教改革議会)を召集して、ローマ教会の権限を制限・否定する一連の法律を成立させた。
アンの妊娠がわかると、生まれる子供を嫡出子とするために、出産前のアンとの正式結婚が必要になった。1533年、イングランドが完全に独立した国家であることを宣言し、教会問題に関しても国王が最終決定権を持つとされた「上告禁止法」が成立した。これによりキャサリンは教皇庁に上告できないこととなり、問題はカンタベリ大司教の法廷で最終的に決着されることになった。ヘンリの意を受けた大司教は、ヘンリとキャサリンの結婚を無効とし、アンとの結婚の合法性を認めた。教皇はヘンリを破門としたが、イングランドの離反をとどめることはできなかった。9月アンに子供(のちのエリザベス女王)が生まれた。
1534年に「国王至上法」が成立した。国王を「イングランド教会の唯一の地上における最高の首長」と規定し、教皇の権威は否定された。「イングランド国教会」の成立。
1530年代
世界各国史11 イギリス史