大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

ブルターニュ公領 王領に統合

1527年、王国中心部に広大な所領を持ち、王権から独立的だった、ブルボン公家の当主シャルルが、ハプスブルク家と通じていたためその所領が没収され、王領に併合された。
シャルル8世とアンヌ・ド・ブルターニュの結婚(1491年)によって、ヴァロワ王家と結びつけられていたブルターニュ公領も地方三部会の同意を得て、1532年に王領に統合された。
1559年のカトー・カンブレジ和約によって、フランス王権は力を国内に向け、コンパクトな主権国家形成へ向かっていく。
宗教戦争の時期を含む16世紀は、三部会や名士会などの中世的な代表制度が国政に大きく関与していた。また宮廷は大諸侯領の統合によって広がった支配領域を移動していた。フランソワ1世は1529年から32年にかけて、何度も長期間の旅をし、シャルル9世も1564年から66年にかけて大巡幸をおこなった。王権が臣民と交渉や対話をしながら統治していた16世紀の王政は、絶対王政以前の段階で、ルネサンス王政ともよばれる。
1530年代
世界各国史12 フランス史
右図
シャルル9世と母后カトリーヌ・ド・メディシスの巡幸
(1564〜66年)