メディチ家 フィレンツェに復帰
1530年皇帝と教皇の連合軍は、フィレンツェを10ヵ月包囲して、フィレンツェ共和国は降伏した。皇帝は教皇クレメンスの庶子アレッサンドロを「共和国の政府・国家・体制の長」とした。1532年には、従来の執政府が廃止され、「フィレンツェ共和国の公」と名門貴族からなる終身制の元老院などがつくられ、君主制と貴族共和制の折衷体制が成立した。
「フィレンツェ共和国の公」はヴェネツィアのドージェ(統領、原義は指導者)に類似する地位。
1530年代
世界各国史15 イタリア史