
ローマ劫掠
1527年皇帝カール5世の軍隊が「ローマ劫掠」をおこない。教皇クレメンス7世を監禁した。多くの民族からなる軍隊は、指揮官を失ったこともあって、略奪、破壊、砲火、殺戮、凌辱をおこない、10ヵ月のあいだローマは混乱した。
1520年代
世界各国史15 イタリア史
1520年代
世界各国史15 イタリア史
1529年6月、オスマン帝国のウィーン攻撃を前に、カールは教皇クレメンス7世と和約し、ナポリ王国の皇帝への帰属を承認させ、フィレンツェから追放されていたメディチ家の復帰を約束した。さらに8月、フランソワ1世と「カンブレーの和約」を結び、ブルゴーニュ公領をフランスに割譲することで、自らのイタリアでの覇権を認めさせた。