
教皇ユリウス2世 神聖同盟結成
1510年、ロマーニャの都市を回復した教皇ユリウス2世は、イタリア北部でのフランス勢力の拡大を恐れ、ヴェネツィアと和解した。
1511年、教皇はフランスと対抗するために、今度は「神聖同盟」をヴェネツィア、スペインと結んだ。ヴェネツィアは諸国間の抗争を利用して、本土の旧支配領域を回復し、教皇はロマーニャに加えエミーリアの都市も回復した。
1511年、教皇はフランスと対抗するために、今度は「神聖同盟」をヴェネツィア、スペインと結んだ。ヴェネツィアは諸国間の抗争を利用して、本土の旧支配領域を回復し、教皇はロマーニャに加えエミーリアの都市も回復した。
1513年、ユリウス2世が死去。1515年にはルイ12世を継いだフランソワ1世が、ヴェネツィアと同盟、スイス連邦と同盟していたスフォルツァ家にマリニャーノ(メレニャーノ)の戦いで大勝、ミラノを一時回復した。以後スイス連邦は拡大政策を放棄して、イタリアに介入するのはフランス国王、皇帝、スペイン国王になった。
1510年代
世界各国史15 イタリア史
1510年代
世界各国史15 イタリア史