大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

エンリケ4世 イサベルを王位継承者に指名

フアン2世を継いだエンリケ4世(1454〜74)の時代、カスティーリャ王国では、国王顧問会議の国政上の位置づけをめぐって、国王側近と有力貴族が対立していた。下級貴族と文官が国王顧問会議の大多数を占め、王権の権力基盤となっていた。有力貴族は国王顧問会議を再編し、王権を制約しようとして1465年、エンリケ4世を廃位し、王女フアナは嫡出ではないとして、王弟アルフォンソを新王に推戴した。しかし諸都市とエルマンダー・へネラルは、貴族権力の強化が都市の自治権を侵害する懸念を抱き、教皇パウルス2世とともにエンリケ4世支持を表明した。
1460年代
世界各国史16 スペイン・ポルトガル史