古チューリヒ戦争の勝利でスイス盟約者団の強さが証明された。1451年以降、近隣の都市・農村はより確実な「自由と自治」を得るためにスイス盟約者団に同盟を求めてきた。
アペンツェル、帝国都市シャフハウゼン、ザンクト・ガレン、フリブールなど。これらの地域は周囲の封建諸侯から自らを守るために同盟を求めてきたことから、8邦同盟の対等条約とは異なるそれぞれの不平等条約を結んだ。これらの地域は従属邦と呼ばれ、被保護国として盟約者団を囲む第二地帯を形成した。従属邦は非常時に定められた兵員を盟約者団に提供する事になっていてスイスの軍事力は強化された。
1460年盟約者団はトゥールガウを征服、ハプスブルク家の勢力を追い出し、ベルンを除く7邦の共同支配地とした。
スイスは　
1　原初三邦を核とする盟約者団8邦
2　「自由と自治」を保持しているが準メンバーの従属邦
3　盟約者団の共同支配地
都市邦は広大な臣従地を支配して都市国家になっていった。

世界各国史14　スイス・ベネルクス史　1460年代

1 帝国都市シャフハウゼン　2 アペンツェル　3 トゥールガウ