大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

バーゼル協約 ジギスムント ボヘミア王即位

バーゼル公会議(1431〜49年)は長期にわたって開催され、ヨーロッパ各地から神学者や文人が集まった。
1434年にバーゼル公会議がフス派戦争の和解交渉を呼びかけ、穏健派はこれに応じた。1436年にはボヘミア議会がバーゼル協約を承認し、ボヘミアとモラヴィアにはフス派穏健派とカトリックが共存することになった。皇帝ジギスムントはバーゼル協約を承認し、ボヘミア諸邦の諸身分の権利を確認して、ボヘミア王に選出されることになった。
1396年にニコポリスでオスマン軍と戦って完敗したジギスムントにとって、オスマン帝国に対抗するために、帝国に平和と一体感を与えることが急務だった。
1433年にはクザーヌスが「普遍的和合について」を著し、その中で、帝国の陥っている「無秩序と危険」に対処するために、伝統的な連邦国家的国制に立ち返り、「法と正義」を維持することを緊急の課題としている。