大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

マゼラン8

マゼラン船隊の3隻は1520年11月28日太平洋に出た。チリ海岸を北上して12月17日には南緯34度あたりまで進んだ。ペハイムの地図では500kmほどでシヌス・マグヌスに入るはずだったが、すでに2000kmを越えても陸地は北に延びていた。その後チリ海岸を離れ航路を北西に変えた。
イースター島の北を通りトゥアモトゥ諸島(タヒチ島)の方へ向かった。1521年1月24日に無人島に着きサン・パブロ島と名付けている。2月4日にはライン諸島南部の無人島にティブロン島と名付けている。2月13日に赤道を越えて、3月6日大勢の人が住むマリアナ諸島(グァム島)に着いた。
ここの人たちは帆を張ったボートで近づき、船に上がって手当り次第にものを盗んだ。船尾楼に結んであった小型ボートを盗まれると、マゼランは40名を上陸させ、多くのボートと家を焼かせ、7人を殺してボートを取り戻している。

スマート アトラス 世界・日本地図帳 平凡社