「オリュンポスの間」の天井装飾
左右両端の手摺りの奥にはバルバロ家のマルカントニオの妻と二人の息子たちが生き生きと描かれている。画面の上下、画像では見えていない半円形の部分には「夏と秋(ケレスとバッコス)」「冬と春(ウルカヌスとヴィーナス)」が描かれ、四隅には地・水・空気・火の四大元素がケレス、ネプトゥヌス、ユノ、ウルカヌスの像を通して表されている。
中央八角形の部分には七惑星(ユピテル・木星、マルス・火星、アポロ・太陽、ヴィーナス・金星、メルクリウス・水星、ディアナ・月、サトゥルヌス・土星)が黄道十二宮の標章とともに描かれている。中央の竜に乗った女性像は「神の叡知」「神の愛」を表しているとされる。
中央八角形の部分には七惑星(ユピテル・木星、マルス・火星、アポロ・太陽、ヴィーナス・金星、メルクリウス・水星、ディアナ・月、サトゥルヌス・土星)が黄道十二宮の標章とともに描かれている。中央の竜に乗った女性像は「神の叡知」「神の愛」を表しているとされる。
中央の女性像を、聖母マリアの予型=至高の天上の愛のイメージととらえ、天井画を「キリスト教人文主義の勝利」を表しているとする説もある。
1560年代
ヴェロネーゼ Veronese
ヴィッラ・バルバロの壁画
「オリュンポスの間」の天井装飾
1561年頃 フレスコ 665×605cm(床面)
イタリア マゼール ヴィッラ・バルバロ(現ヴィッラ・ヴォルピ)
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3
1560年代
ヴィッラ・バルバロの壁画
「オリュンポスの間」の天井装飾
1561年頃 フレスコ 665×605cm(床面)
イタリア マゼール ヴィッラ・バルバロ(現ヴィッラ・ヴォルピ)
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3