「バッコスの間」の装飾
パッラーディオがヴェネツィア貴族バルバロ家のためにトレヴィーゾ近郊のマゼールに建てた別荘、ヴィッラ・バルバロの「バッコスの間」の装飾。1560〜61年の夏、バルバロ自身が考えた装飾プログラムによって描かれたフレスコ画。
上図は東側の壁と北側の壁の部分。明るい色調の風景と、壁龕に置かれた彫像のようなディアナとヘラクレスの像が描かれている。
ウィトルウィウスは「(昔の人々は)装飾のために特定の場所の特徴から想を得て、さまざまな田園風景を描いた。港、岬、海岸、川、泉、海峡、神殿、木立、丘、家畜、牧者などを描くのである。また、他の場所には彫像、神々の像、あれこれの伝説を描いた‥」と推賞している。
上図は東側の壁と北側の壁の部分。明るい色調の風景と、壁龕に置かれた彫像のようなディアナとヘラクレスの像が描かれている。
ウィトルウィウスは「(昔の人々は)装飾のために特定の場所の特徴から想を得て、さまざまな田園風景を描いた。港、岬、海岸、川、泉、海峡、神殿、木立、丘、家畜、牧者などを描くのである。また、他の場所には彫像、神々の像、あれこれの伝説を描いた‥」と推賞している。
天井の中央には、バッコスが土地の恵みとしての葡萄を二人の家の守神、ラレースに授ける場面が描かれ、右側の扉の上には ET GENIO ET LARIBUS(守護霊・ゲニウスとラレースに)という銘文が刻まれている。豊穣と繁栄をテーマとした部屋。
1560年代
ヴェロネーゼ Veronese
ヴィッラ・バルバロの壁画
「バッコスの間」の装飾
1561年頃 フレスコ 777×475cm(床面)
イタリア マゼール ヴィッラ・バルバロ(現ヴィッラ・ヴォルピ)
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3
1560年代
ヴィッラ・バルバロの壁画
「バッコスの間」の装飾
1561年頃 フレスコ 777×475cm(床面)
イタリア マゼール ヴィッラ・バルバロ(現ヴィッラ・ヴォルピ)
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3