動物の創造
聖三位一体同信会のために描かれた「創世記」を主題とする5点のうちの一つ。装飾計画は1547年からヴェローナの画家によって始められ、創世記の場面は計9点描かれたらしい。17世紀に建物が取り壊され、現存するのはティントレットが描いた4点。
神の祝福の光で生まれた鳥や魚、右手の陸地では動物たちが左に向かって進んでいる。素早く軽いタッチで描かれることで運動感が強められている。同信会の連作を横一列に展示するという条件に従って、隣の作品との連続を意識した構図らしい。
神の祝福の光で生まれた鳥や魚、右手の陸地では動物たちが左に向かって進んでいる。素早く軽いタッチで描かれることで運動感が強められている。同信会の連作を横一列に展示するという条件に従って、隣の作品との連続を意識した構図らしい。
1527年の「ローマ劫略」によって各地に広まった、トスカーナ・ローマの様式が若いティントレットに強く影響したらしい。
1550年代
ティントレット Tintoretto
動物の創造
1550〜53年 カンヴァス 油彩 151×258cm
ヴェネツィア アカデミア美術館
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3
1550年代
動物の創造
1550〜53年 カンヴァス 油彩 151×258cm
ヴェネツィア アカデミア美術館
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3