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聖パウロの改宗

パウルス3世(在位1534〜49)の命によって、1537年頃から建て始められ1540年に完成したパオリーナ礼拝堂の壁画。パウルス3世の守護聖人聖パウロが主題となっている。
サウロ(のちにパウロと改名)がキリスト教徒迫害のためダマスクスへ向かっている途中、突然天からの光りを受けたサウロは失明し地に倒れた。そこで復活したイエスの声を聞いたサウロは、ダマスクスで視力を回復しキリスト教に改宗、以後積極的な布教活動をおこなった。
画面は天上のキリストと天使たち、地上のサウロたちに分けられている。倒れているサウロの顔はミケランジェロの自画像だとする説もある。
1540年代
ミケランジェロ Michelangelo
聖パウロの改宗
1542〜45年 フレスコ 625×661cm
ヴァティカーノ宮パオリーナ礼拝堂
世界美術大全集12 イタリア・ルネサンス2