海から上がるヴィーナス(ウェヌス・アナディオメーネ)
ティツィアーノがフェッラーラ公に描くことを約束していた「水浴図」とする説や古代の画家アペレスが描いたと伝えられる「海から上がるヴィーナス(ウェヌス・アナディオメーネ)」の復元を意図した作品とする説がある。ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」もアペレスの再現とされ、ティツィアーノは別の古代彫刻からイメージを得たともされている。自然なしぐさの女性を描き、海に浮かぶ小さな貝殻を描くことでヴィーナスであることを示しているように思える。
1662年、ローマのクリスティーナ女王の財産目録に記載され、二家の所蔵を経て1721年パリのオルレアン公、ブリッジウォーター公、サザーランド公に買い取られた。
X線写真による調査で、頭部の傾きが画家自身によって修正されたことがわかった。
1520年代ティツィアーノ Tiziano
海から上がるヴィーナス(ウェヌス・アナディオメーネ)
1520〜25年 カンヴァス 油彩 73.6×58.4cm
イギリス エジンバラ スコットランド国立美術館寄託
(サザーランド公コレクション)
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3
1662年、ローマのクリスティーナ女王の財産目録に記載され、二家の所蔵を経て1721年パリのオルレアン公、ブリッジウォーター公、サザーランド公に買い取られた。
X線写真による調査で、頭部の傾きが画家自身によって修正されたことがわかった。
1520年代
海から上がるヴィーナス(ウェヌス・アナディオメーネ)
1520〜25年 カンヴァス 油彩 73.6×58.4cm
イギリス エジンバラ スコットランド国立美術館寄託
(サザーランド公コレクション)
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3