聖母被昇天
コレッジョがパルマ大聖堂の装飾を委嘱されたのは、サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂壁面制作中の1522年だった。当初は大聖堂内部の全面的な装飾が委嘱されていたが、制作されたのは丸天井と四隅のペンデンティヴ、8面のアーチ底部壁面のうち6面のモノクロームの少年・少女像だけだった。
丸天井の底部には8つの円窓があり、だまし絵風の欄干と頭上の奇跡的光景を見上げている11人の使徒が描かれている。欄干の上では天使たちが快活で多様なポーズを見せている。
上空中央では、祝福する天使たちに囲まれた聖母マリアが天に昇り、上層の雲では天国の人々(旧約・新約聖書の人物)が聖母を待ち受けている。
1520年代
丸天井の底部には8つの円窓があり、だまし絵風の欄干と頭上の奇跡的光景を見上げている11人の使徒が描かれている。欄干の上では天使たちが快活で多様なポーズを見せている。
上空中央では、祝福する天使たちに囲まれた聖母マリアが天に昇り、上層の雲では天国の人々(旧約・新約聖書の人物)が聖母を待ち受けている。
1520年代
人物は上層へ昇るにつれて急速に縮小され、奥行きと上昇感が強調されている。さまざまな天使たちのポーズのために、モデル人形を用いたり、同じモデルを角度を変えて何度も描いたりしている。
壁画技法はコレッジョの他の作品と同様、セッコ技法(ブオン・フレスコ画のうえにテンペラで加筆)が使われているため、部分的な絵具の剥落がみられる。コレッジョ Correggio
聖母被昇天
1526〜30年 フレスコ 1093×1155cm
イタリア パルマ 大聖堂
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3
画像の左右をつないでいます。
壁画技法はコレッジョの他の作品と同様、セッコ技法(ブオン・フレスコ画のうえにテンペラで加筆)が使われているため、部分的な絵具の剥落がみられる。
聖母被昇天
1526〜30年 フレスコ 1093×1155cm
イタリア パルマ 大聖堂
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3
画像の左右をつないでいます。