ラ・ヴェラータ(ヴェールの女)
この作品はフィレンツェの商人のもとにあり、聖なる遺物のように大事にされていたと伝えられるが、1619年にはメディチ家の所有になっていた。
ラファエロには珍しい白を基調とした肖像画。うねるような白い袖、黒い瞳、髪や肌、ネックレスの宝石の輝きなどの表現にヴェネツィア派からの影響が見られるとされる。1508年夏にラファエロが旅行でヴェネツィアへ立ち寄ったともされるが、その由来は確定されていない。
「モナ・リザ」のラファエロ的甦りともされる作品だが、モデルは特定されていない。解説では「サン・シストの聖母」「小椅子の聖母」と似ていることからラファエロの理想のイメージという印象、とされている。
1510年代
ラファエロ Raffaello
ラ・ヴェラータ(ヴェールの女)
1516年頃 カンヴァス 油彩 85×64cm
フィレンツェ ピッティ美術館
世界美術大全集12 イタリア・ルネサンス2
ラファエロには珍しい白を基調とした肖像画。うねるような白い袖、黒い瞳、髪や肌、ネックレスの宝石の輝きなどの表現にヴェネツィア派からの影響が見られるとされる。1508年夏にラファエロが旅行でヴェネツィアへ立ち寄ったともされるが、その由来は確定されていない。
「モナ・リザ」のラファエロ的甦りともされる作品だが、モデルは特定されていない。解説では「サン・シストの聖母」「小椅子の聖母」と似ていることからラファエロの理想のイメージという印象、とされている。
1510年代
ラ・ヴェラータ(ヴェールの女)
1516年頃 カンヴァス 油彩 85×64cm
フィレンツェ ピッティ美術館
世界美術大全集12 イタリア・ルネサンス2