キリストの埋葬(バリオーニ祭壇画)
ラファエロがペルージャに戻っていたとき、当地の有力者の妻から彼女の礼拝堂のために依頼された作品。1500年に同族間の争いで刺殺された息子を偲ぶためだったらしい。
フィレンツェで構想をねって(多くの準備素描が残されている)、ペルージャで制作された。フィレンツェ時代末期の作品で、他の画家の作品から多くを学んでいることがわかる。
1500年代
フィレンツェで構想をねって(多くの準備素描が残されている)、ペルージャで制作された。フィレンツェ時代末期の作品で、他の画家の作品から多くを学んでいることがわかる。
1500年代
画面右側で失神した聖母を支えるために身を捩っている女性は、ミケランジェロの「ドーニ家の聖家族」聖母のポーズから採られている。このポーズは絶作「キリストの変容」も使われている。
ラファエロ Raffaello
キリストの埋葬(バリオーニ祭壇画)
1507年 板 油彩 184×176cm
ローマ ボルゲーゼ美術館
世界美術大全集12 イタリア・ルネサンス2
キリストの埋葬(バリオーニ祭壇画)
1507年 板 油彩 184×176cm
ローマ ボルゲーゼ美術館
世界美術大全集12 イタリア・ルネサンス2