蜜の発見
オウィディウスの「楽暦」に語られている、バッカス祭用のお菓子に用いる蜂蜜を発見する場面。
中央の異様な形をした老木の周りで、サテュロスたちがさまざまな台所道具で大きな音を出して蜜蜂を呼び寄せている(蜜蜂は巣を作り始めている)。右側では年配のシレノスがロバに乗って浮かれ、その前では葡萄蔓が巻き付いた木の幹と銀杯を持ったバッカスが恋人アリアドネと戯れている。その左で袋からタマネギを取り出しているのは牧神パン?。
背景左側の平和で牧歌的な町の風景と、右側の険しい山岳風景、原始生活と文明生活を暗示する「教訓的風景」とされる。
中央の異様な形をした老木の周りで、サテュロスたちがさまざまな台所道具で大きな音を出して蜜蜂を呼び寄せている(蜜蜂は巣を作り始めている)。右側では年配のシレノスがロバに乗って浮かれ、その前では葡萄蔓が巻き付いた木の幹と銀杯を持ったバッカスが恋人アリアドネと戯れている。その左で袋からタマネギを取り出しているのは牧神パン?。
背景左側の平和で牧歌的な町の風景と、右側の険しい山岳風景、原始生活と文明生活を暗示する「教訓的風景」とされる。
フォッグ美術館の「シレノスの災難」と対をなす作品。ヴァザーリはジョヴァンニ・ヴェスプッチ邸の部屋を飾るために描いた、と伝えている。部屋の羽目板にはめ込まれた装飾画「スパリエーラ」だったとされる。
1500年代ピエロ・ディ・コジモ Piero di Cosimo
蜜の発見
1505〜07年頃 板 油彩 80×128.5cm
マサチューセッツ州 ウースター美術館
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
1500年代
蜜の発見
1505〜07年頃 板 油彩 80×128.5cm
マサチューセッツ州 ウースター美術館
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1