大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)

1499年10月、ミラノはフランス軍に占領され、イル・モーロは捕らえられた。レオナルドはミラノを去りマントヴァ、ヴェネツィアを経て、1500年4月フィレンツェに戻った。
1503年、チェーザレ・ボルジアのもとからフィレンツェに戻り、「アンギアーリの戦い」の画稿に取りかかった頃、この作品にも着手したとされる。ラファエロの「マッダレーナ・ドーニ 1506年頃」にはこの作品からの影響が見られる。
以前は「ヴェールをまとう娼婦」と呼ばれていたが、1625年、ヴァザーリが記しているジョコンダの妻と同一視され、異説もあるが現在まで続いている。
1517年枢機卿ルイジ・ダラゴーナ一行がアンボワーズを訪れた際、レオナルドは3点の絵を見せたと伝えられる。同行の秘書は「聖アンナと聖母子」「洗礼者聖ヨハネ」「故ジュリアーノ・デ・メディチ(ヌムール公)の依頼になる、実物から描かれた、さるフィレンツェ貴婦人の肖像」と記している。
この作品には大量の資料があるため、私なりに整理して後日紹介したいと思う。
1500年代
レオナルド・ダ・ヴィンチ Leonardo da Vinci
モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)
1503〜06年 板 油彩 77×53cm
パリ ルーヴル美術館
世界美術大全集12 イタリア・ルネサンス2