婦人の肖像
ルネサンス期になると、中世の使徒・聖人だけでなく世俗的個人(王侯貴顕に限らず市民、特に女性)の肖像も描かれるようになった。カルパッチョは若い頃、綿密な肖像画家として知られていたらしいが現存する作品は少ない。
右の作品は他の女性の肖像画と趣を異にしているため「ある高級娼婦(コルティジャーナ)」と呼ばれることもある。かぶり物、髪、ネックレスが背景の青で引き立ち、鋭い眼差しが際立っている。
作者は長い間不明とされていたが、1893年にカルパッチョ説がだされ、異説もあるが広く認められている。
1500年代
カルパッチョ Carpaccio
婦人の肖像
1505年 板 油彩 30×24cm
ローマ ボルゲーゼ美術館
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3
右の作品は他の女性の肖像画と趣を異にしているため「ある高級娼婦(コルティジャーナ)」と呼ばれることもある。かぶり物、髪、ネックレスが背景の青で引き立ち、鋭い眼差しが際立っている。
作者は長い間不明とされていたが、1893年にカルパッチョ説がだされ、異説もあるが広く認められている。
1500年代
婦人の肖像
1505年 板 油彩 30×24cm
ローマ ボルゲーゼ美術館
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3