チェルトーザ・ディ・パヴィーアの多翼祭壇画(部分)
1496年に書かれたある手紙によると、ペルジーノはミラノ郊外の大修道院チェルトーザ・ディ・パヴィーアのための祭壇画を注文されていた。1499年5月になってもできあがっていなかったため、注文主のミラノ公ルドヴィーコ・イル・モーロは強い催促の手紙を送り、ペルジーノはこの3点の板絵とその上に置く「父なる神」(チェルトーザ・ディ・パヴィーア)を仕上げた。
「父なる神」の両側に置かれた「受胎告知」(ジュネーヴ美術館)は1511年に別のフィレンツェの画家によって制作された。
その後この祭壇画は解体され、現在各地に分蔵されている。
1490年代
「父なる神」の両側に置かれた「受胎告知」(ジュネーヴ美術館)は1511年に別のフィレンツェの画家によって制作された。
その後この祭壇画は解体され、現在各地に分蔵されている。
1490年代
左から「大天使ミカエル」「聖母子と天使」「トビアスと大天使ラファエル」。ミカエルの足下には悪魔が、トビアスの画面下には犬が描かれていたが、3点とも下部が切断されている。トビアスの横顔とラファエロの「天使」(パリ ルーヴル美術館)がよく似ていることから、ラファエロの参加も有力視されている。
ペルジーノ Perugino
チェルトーザ・ディ・パヴィーアの多翼祭壇画(部分)
1499年頃 板 114×56cm 113×64cm 113×56cm
ロンドン ナショナル・ギャラリー
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
チェルトーザ・ディ・パヴィーアの多翼祭壇画(部分)
1499年頃 板 114×56cm 113×64cm 113×56cm
ロンドン ナショナル・ギャラリー
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1