大航海時代とルネサンス2018
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死せるキリスト

北イタリアで透視画法は、建造物などを合理的に配置するためよりも、複雑な表面を持つ人や馬を描写する短縮法に関心がよせられていたらしい。
この作品は画家の息子が1506年の手紙に、短縮法で描かれたキリスト像が残されていると記していて、翌年枢機卿シジスモンド・ゴンザーガの手に渡り、画家を経て1824年にブレラ絵画館が購入した作品と考えられている。
横長の画面に、足の方から見たイエスの遺体を短縮法で描く独創的な作品、手足の聖痕が強調されている。