ラッパ手と旗持ち(カエサルの凱旋 第1図)
ユリウス・カエサルの凱旋行列を描いた9点の連作の第1図。
1486年にマントヴァを訪れたエルコレ・デステが制作中の連作を見て気に入っている。1489年の手紙でマンテーニャがこの連作を自らの誇りと述べていて、他の場面の予定にも触れている。1506年には6点が大広間に飾られ、1521年にはこの連作のための特別室が建立されたと記されている。この間、1488年にフランチェスコ2世の命でローマへ行き、教皇インノケンティウス8世の礼拝堂装飾に2年間従事している。作品は残されていない。
1629〜30年にチャールズ1世が買い上げたゴンザーガ家の収集品に含まれていた。
1486年にマントヴァを訪れたエルコレ・デステが制作中の連作を見て気に入っている。1489年の手紙でマンテーニャがこの連作を自らの誇りと述べていて、他の場面の予定にも触れている。1506年には6点が大広間に飾られ、1521年にはこの連作のための特別室が建立されたと記されている。この間、1488年にフランチェスコ2世の命でローマへ行き、教皇インノケンティウス8世の礼拝堂装飾に2年間従事している。作品は残されていない。
1629〜30年にチャールズ1世が買い上げたゴンザーガ家の収集品に含まれていた。
月桂冠を戴いたラッパ手、幸運の女神や皇帝像に旗などをつけた長い竿や松明を持つ諸民族のローマ兵たち、遠征の情景を描いた2段の画巻を広げ持つ兵士たち。多様な衣裳や風俗で色彩豊かな画面になっている。
1490年代マンテーニャ Mantegna
ラッパ手と旗持ち(カエサルの凱旋 第1図)
1490〜1500年頃 カンヴァス テンペラ 266×274cm
イギリス ハンプトン・コート 王室コレクション
世界美術大全集12 イタリア・ルネサンス2
1490年代
ラッパ手と旗持ち(カエサルの凱旋 第1図)
1490〜1500年頃 カンヴァス テンペラ 266×274cm
イギリス ハンプトン・コート 王室コレクション
世界美術大全集12 イタリア・ルネサンス2