1482年ローマから戻ったギルランダイオは、パラッツォ･ヴェッキオの「百合の間」装飾の公的な注文を受けた。すでにサッセッティ礼拝堂での仕事を始めていたため、この仕事の多くは工房によって制作された。
ギルランダイオの工房は二人の弟ダヴィドとベネデット、義弟バスティアーノ･マイナルディを中心にフィレンツェで最大の絵画工房になっていた。
「ブルートゥス、スカエウォラ、カルミス」「デキウス、スキピオ、キケロ」　1480年代

「聖ゼノピウスと二聖人」、古代ローマの6人の法制定者の立像。権威に満ちた英雄的な人物像はギルランダイオの作品としては異色。

ギルランダイオ　Ghirlandaio
「百合の間」装飾
1482〜85年　フレスコ
フィレンツェ　パラッツォ･ヴェッキオ　百合の間　
世界美術大全集11　イタリア・ルネサンス1
イタリア・ルネサンスの巨匠たち15　ドメニコ･ギルランダイオ