大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

聖フランチェスコ

1224年の夏、アッシジの小貧者フランチェスコはアペニン山脈アルヴェルナ山にこもっていたとき、セラフィム(熾天使)の姿をしたキリストの幻影を見て聖痕(キリストが十字架上で受けた五つの傷)を授かったとされる。その場面を描いたとされるが、セラフィムの姿がないため「光による受痕」とする説もある。
前景右側に岩山や洞窟があるが、遠景には耕地や城・町が見えるため「太陽讃歌」の情景とも考えられている。多くの自然物を詳細に描きながら全体の統一性は保たれている。