大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

イルカを抱く童子

「ダヴィデ」とともにヴェロッキオの最初のブロンズ彫像とされる。発注者はピエロ・デ・メディチだったらしい。ヴァザーリによるとカレッジのヴィッラ・メディチの噴水用(イルカの口から水が出る)に注文された。
コジモ1世のときにパラッツォ・ヴェッキオの中庭に移されている。
古代のブロンズ作品から想を得た異教的作品(エロス=アモール像)。全方位からの視点を考慮した多視点彫像で、優雅な貴族的感覚に自然に即した生動感が加わっている。 1470年代

ヴェロッキオ Verrocchio
イルカを抱く童子
1470年頃 ブロンズ 高さ69cm
フィレンツェ パラッツォ・ヴェッキオ
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
フィレンツェの美術下巻 日本放送出版協会