ヘラクレスとアンタイオス ヘラクレスとヒュドラ
1465年頃、アントニオ・ポッライウォーロはパラッツォ・メディチの広間のために3枚の大型カンヴァス画を制作した。1492年のメディチ家の遺産目録によると、これらの絵は長さ6ブラッチャ(腕の長さ、3メートル以上)で主題はフィレンツェの象徴的英雄ヘラクレスの功業3場面だった。「ヘラクレスとアンタイオス」「ヘラクレスとライオン」「ヘラクレスとヒュドラ」。これらの原作は全て失われ、画家自身による超小型レプリカ2点が残されている。
動的な人体把握、解剖学的筋肉表現によって画家としての名声を高めたとされる。人体構造への自然主義的関心は、次の世代の画家たちに引き継がれていく。
動的な人体把握、解剖学的筋肉表現によって画家としての名声を高めたとされる。人体構造への自然主義的関心は、次の世代の画家たちに引き継がれていく。
アントニオは「ヘラクレスとアンタイオス」をほぼ同じポーズのブロンズ小像でも作っている。(1465〜75年頃)
フィレンツェでは早い時期のカンヴァス画。
1470年代アントニオ・デル・ポッライウォーロ Antonio del Pollaiuolo
左 ヘラクレスとアンタイオス
右 ヘラクレスとヒュドラ
1475年頃 板 テンペラ 16×9.5cm 17.5×12cm
フィレンツェ ウフィツィ美術館
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
フィレンツェ・ルネサンス3 百花繚乱の画家たち NHK
フィレンツェでは早い時期のカンヴァス画。
1470年代
左 ヘラクレスとアンタイオス
右 ヘラクレスとヒュドラ
1475年頃 板 テンペラ 16×9.5cm 17.5×12cm
フィレンツェ ウフィツィ美術館
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
フィレンツェ・ルネサンス3 百花繚乱の画家たち NHK