大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

ヘラクレスとアンタイオス ヘラクレスとヒュドラ

1465年頃、アントニオ・ポッライウォーロはパラッツォ・メディチの広間のために3枚の大型カンヴァス画を制作した。1492年のメディチ家の遺産目録によると、これらの絵は長さ6ブラッチャ(腕の長さ、3メートル以上)で主題はフィレンツェの象徴的英雄ヘラクレスの功業3場面だった。「ヘラクレスとアンタイオス」「ヘラクレスとライオン」「ヘラクレスとヒュドラ」。これらの原作は全て失われ、画家自身による超小型レプリカ2点が残されている。
動的な人体把握、解剖学的筋肉表現によって画家としての名声を高めたとされる。人体構造への自然主義的関心は、次の世代の画家たちに引き継がれていく。