マギ(東方三博士)の礼拝
「マギ(東方三博士)の礼拝」はフィレンツェで好まれたテーマのひとつ。ボッティチェリも数点の作品を残している。
このトンド(円形画)形式の作品では、聖母子を画面の中心に置き、古代建築の廃墟に木造の屋根を描くことでベツレヘムの馬小屋を示している。15世紀後半の「キリスト降誕」に関わる場面では、キリスト誕生によって崩壊した古代異教世界を示唆するために、古代建築の廃墟が描かれている。 1470年代
このトンド(円形画)形式の作品では、聖母子を画面の中心に置き、古代建築の廃墟に木造の屋根を描くことでベツレヘムの馬小屋を示している。15世紀後半の「キリスト降誕」に関わる場面では、キリスト誕生によって崩壊した古代異教世界を示唆するために、古代建築の廃墟が描かれている。 1470年代
中心に聖母子を描くことで視線は先ず聖母子に集まり、その後でマギへと関心が移っていく、従来の作品とは異なる構図にしている。
ボッティチェリ Botticelli
マギ(東方三博士)の礼拝
1473年頃 板 テンペラ 直径131.5cm
ロンドン ナショナル・ギャラリー
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
マギ(東方三博士)の礼拝
1473年頃 板 テンペラ 直径131.5cm
ロンドン ナショナル・ギャラリー
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1