荒野に行く洗礼者聖ヨハネ
ジョヴァンニ・ディ・パオロ(1395/1400〜1482)シエナを一度も出ることなく、生涯を平穏に過ごしたとされるが、神経質で幻想的な作品を描いている。幻想的風景に人物を配した小祭壇画やプレデッラにその才能が現れている。
ウッチェロような幻視的性格とクリヴェリを想わせる神経質な描写、この二人の画家の評価が高まるにつれてジョヴァンニの作品も認められるようになってきた。
この作品は五つのパネルで洗礼者聖ヨハネの生涯を描いた作品の一部。うち4点がロンドンのナショナル・ギャラリーにある。
ウッチェロような幻視的性格とクリヴェリを想わせる神経質な描写、この二人の画家の評価が高まるにつれてジョヴァンニの作品も認められるようになってきた。
この作品は五つのパネルで洗礼者聖ヨハネの生涯を描いた作品の一部。うち4点がロンドンのナショナル・ギャラリーにある。
空想的な山々、近景の直線で区切られた畑、湾曲する遠景の山並み、非合理的で幻想的な空間のなかに、2度現れる少年のような洗礼者聖ヨハネ。
1460年代ジョヴァンニ・ディ・パオロ Giovanni di Paolo
荒野に行く洗礼者聖ヨハネ
1460年頃 板 テンペラ 30.4×48.2cm
ロンドン ナショナル・ギャラリー
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
1460年代
荒野に行く洗礼者聖ヨハネ
1460年頃 板 テンペラ 30.4×48.2cm
ロンドン ナショナル・ギャラリー
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1