聖体の汚辱と聖体の奇跡
ウルビーノのコルプス・ドミニ(主イエス・キリストの御体)聖堂の祭壇画のプレデッラ。赤い柱で区切られた連続した6場面。
1 一人の女性が聖変化されたホスティア(イエス・キリストの御体となったパン)をユダヤ人の質屋に売り渡す。
2 質屋がホスティアを焼くと、これから血が流れ、その犯罪が発覚する。
3 そのホスティアを戸外に造られた祭壇に奉献する。
4 ホスティアを売った女の絞首刑と天使の出現。
5 質屋一家の焚刑の場面。
6 戸外の祭壇の前で女の遺体を巡って天使と悪魔が争う場面。
1 一人の女性が聖変化されたホスティア(イエス・キリストの御体となったパン)をユダヤ人の質屋に売り渡す。
2 質屋がホスティアを焼くと、これから血が流れ、その犯罪が発覚する。
3 そのホスティアを戸外に造られた祭壇に奉献する。
4 ホスティアを売った女の絞首刑と天使の出現。
5 質屋一家の焚刑の場面。
6 戸外の祭壇の前で女の遺体を巡って天使と悪魔が争う場面。
場面2では右端に消失点を置いて、犯罪場面の部屋と扉の外を巧みに描いている。3〜6は遠景の山並みが続く風景の中で、物語は処刑の場面を含めて淡々と進んでいる。中景・近景の描写は細密で、均整のとれた形と配色で明快な叙述になっている。
1460年代パオロ・ウッチェロ Paolo Uccello
聖体の汚辱と聖体の奇跡
1465〜69年 板 テンペラ 43×351cm
ウルビーノ 国立マルケ美術館
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
1460年代
聖体の汚辱と聖体の奇跡
1465〜69年 板 テンペラ 43×351cm
ウルビーノ 国立マルケ美術館
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1