ピエタ(悲しみのキリスト)
ジョヴァンニ・ベリーニは「死せるキリスト」を3つのタイプで描いている。キリストが棺の中で一人立っている「グレゴリアン・ピエタ」、両側から天使が支えている「エンジェル・ピエタ」、聖母マリアと使徒ヨハネ(聖母マリアの養子になっている)が支える「悲しみのキリスト」。父ヤコポの素描帖やドナテッロの浮彫などから学んだと考えられている。
背後に広がる風景と空の縞状の雲、明け方の光によって「心痛ましい優雅(R.ロンギ)」が表されている。
背後に広がる風景と空の縞状の雲、明け方の光によって「心痛ましい優雅(R.ロンギ)」が表されている。
ヨハネは何かを訴えるように顔を外に向けている。
1460年代ジョヴァンニ・ベリーニ Giovanni Bellini
ピエタ(悲しみのキリスト)
1460年 板 テンペラ 80×107cm
ミラノ ブレラ絵画館
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3
1460年代
ピエタ(悲しみのキリスト)
1460年 板 テンペラ 80×107cm
ミラノ ブレラ絵画館
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3