オリーヴ山での祈り
制作時期は1448年のオヴェターリ礼拝堂着手時の近くとする説から、1488〜90年頃とするまで諸説がだされている。署名から(1468年から Mantegna が Mantinia と変わっている)1468年以前とする説、「サン・ゼーノ祭壇画」のプレデッラ(1456〜60年)の方がエルサレムの描写が正確なのでそれより前の1450年頃とする説もある。
キリストの前に受難を象徴する物(十字架、鞭打ちの時の円柱など)を持った天使たちが現れている。周囲の植物は生命力が強く受難後の甦りを象徴する樫の若木が一本。
キリストの前に受難を象徴する物(十字架、鞭打ちの時の円柱など)を持った天使たちが現れている。周囲の植物は生命力が強く受難後の甦りを象徴する樫の若木が一本。
多産から豊穣を象徴する兎、右下の川には自分の胸を突いてその血で子を育てると信じられて、キリストの象徴となったペリカン。右側の枯れ木(死の暗示)の枝にはキリストの方を向いているコンドルが止まっている。 1450年代
マンテーニャ Mantegna
オリーヴ山での祈り
1455年頃 板 テンペラ 63×80cm
ロンドン ナショナル・ギャラリー
世界美術大全集12 イタリア・ルネサンス2
オリーヴ山での祈り
1455年頃 板 テンペラ 63×80cm
ロンドン ナショナル・ギャラリー
世界美術大全集12 イタリア・ルネサンス2