聖母子と諸聖人(サンタ・ルチーア・デイ・マニョーリの祭壇画)
人物像の丸みのある表現、人体の均衡や肉付けへの配慮、明るく淡い色調の配色などから、ドメニコ・ヴェネツィアーノの基準作とされている作品。床が正確な透視図法で描かれていることから、床部分はピエロ・デッラ・フランチェスカが描いたとする説もある。プレデッラでは空間表現に強い関心は見られない。
聖母子の左右には8本の円柱がありピンクの低い尖塔アーチとオリーヴ・グリーンの天井を支えている。その奥には同じ色調で3つの壁龕を持つエクセドラ(庭の一部を取り囲むように建てられた屋外建造物)があり、その上に青空と樹木が見える。
プレデッラ 1440年代
聖母子の左右には8本の円柱がありピンクの低い尖塔アーチとオリーヴ・グリーンの天井を支えている。その奥には同じ色調で3つの壁龕を持つエクセドラ(庭の一部を取り囲むように建てられた屋外建造物)があり、その上に青空と樹木が見える。
プレデッラ 1440年代
左で赤い本を開いているのが聖フランチェスコ、その右で聖ルチアを指し示しているのが洗礼者聖ヨハネ、聖ルチアは左手にえぐり取られた自身の目の載った皿を持ち、右手には殉教の象徴、棕櫚の葉を持っている。司教聖ゼノピウスは司教杖を左手に持ち、聖フランチェスコに祝福を与えるように右手を挙げている。
ドメニコ・ヴェネツィアーノ Domenico Veneziano
聖母子と諸聖人(サンタ・ルチーア・デイ・マニョーリの祭壇画)
1440年代後半 板 テンペラ 198×207cm
フィレンツェ ウフィツィ美術館
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
イタリア・ルネサンスの巨匠たち11 ドメニコ・ヴェネツィアーノ
聖母子と諸聖人(サンタ・ルチーア・デイ・マニョーリの祭壇画)
1440年代後半 板 テンペラ 198×207cm
フィレンツェ ウフィツィ美術館
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
イタリア・ルネサンスの巨匠たち11 ドメニコ・ヴェネツィアーノ