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聖母子と諸聖人(サンタ・ルチーア・デイ・マニョーリの祭壇画)

人物像の丸みのある表現、人体の均衡や肉付けへの配慮、明るく淡い色調の配色などから、ドメニコ・ヴェネツィアーノの基準作とされている作品。床が正確な透視図法で描かれていることから、床部分はピエロ・デッラ・フランチェスカが描いたとする説もある。プレデッラでは空間表現に強い関心は見られない。
聖母子の左右には8本の円柱がありピンクの低い尖塔アーチとオリーヴ・グリーンの天井を支えている。その奥には同じ色調で3つの壁龕を持つエクセドラ(庭の一部を取り囲むように建てられた屋外建造物)があり、その上に青空と樹木が見える。
プレデッラ 1440年代